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壺屋やちむん 重要文化財・新垣家の「東ヌ窯」を焼き締め

那覇市壼屋にある国の重要文化財新垣家住宅の東ヌ窯では火を入れて窯を修繕する焼き締めが行われています。

かつて壼屋の中心的な登り窯の1つだった「東ヌ窯」は国の重要文化財に指定されています。

陶工たちでつくる東ヌ窯保存会の有志たちが窯の状態を保つために火を入れる焼き締めを18日から続けています。

窯の土がため込んでいた湿気が蒸気となって噴き出しています。

▽陶工の金城英樹さん
「蓋している状態だと湿気がたまるので、(蒸気が)思った以上に出ていますね。」

東ヌ窯は煙による公害問題で1974年を最後に窯の火が途絶え、現在も薪は使用できませんが、保存会では定期的に火入れをしたいと考えています。

東ヌ窯保存会・新垣寛さん
「こういう文化財で焼く窯って無いらしくて、保存して公開もしてて活用にもなっているし、見てもらわらないとね。いいものがあるんだよと」

東ヌ窯の焼き締め修繕は三日三晩かけて行われ、今週末には一般公開が再開される予定です。

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