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沖縄の稲作発祥地で「親田御願」 

沖縄の稲作の発祥地とされる南城市玉城で10日、豊作を願う儀式親田御願が行われました。

南城市玉城仲村渠の親田御願は旧正月の後、最初の午の日に稲を植え、その年の豊作を祈願するもので400年以上の歴史があると言われています。

例年なら地域を挙げて執り行われる伝統行事も感染対策のため限られた人数で行われ、沖縄の稲作発祥の地とされる「受水走水」にある田んぼに1つ1つ稲の苗を植えていきました。

続いて、近くにある「祝毛」で4つの方角にそれぞれ祈りを捧げました。このあと従来は稲作について詠んだ「天親田のクェーナ」を歌いますが、今年はじっくり歌を聞くことにしました。

仲村渠区石嶺真秋区長「ただ継承するだけじゃなくて言葉の意味やなぜこういうことをやるのか、皆で協力してやっている最中です。」

新たな年の稲作の時期を告げる伝統行事は大切に受け継がれています。

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