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沖縄観光厳しい状況続く 1月の観光客数は2020年比7割減

先月沖縄を訪れた観光客の数は22万人あまりで、新型コロナの影響を受ける以前のおととしの同じ月から7割近く落ち込むなど厳しい状況が続いています。

県によりますと今年1月の入域観光客数は22万4600人で去年の同じ月より8万600人、率にして56%増加しました。

一方、新型コロナの流行前だったおととしの1月と比べると50万3200人少なく、7割落ち込んでいます。

沖縄観光コンベンションビューローは今年度の観光客数の見通しについて308万8000人との試算を発表しました。

先月発表した320万人との試算から下方修正していて、まん延防止重点措置の対象が拡大した影響で航空便が減りホテルのキャンセルが相次いだためと説明しています。

春休みの旅行需要が見込まれる来月下旬には航空便やホテルの予約の増加が期待されますが、回復に転じるかは見通せていないとしています。

下地芳郎会長は今後の出口戦略として国内客はもとよりインバウンドの柱として台湾からの客の受け入れ再開が重要だと考えています。

▽OCVB下地芳郎会長
「台湾との交流再開は一日でも早くと望む声があるのでここはしっかり取り組んでいきたい。観光交流がしっかり実現できるビジョンを描いていきたい」

ところで県は県民の県内旅行を促進するおきなわ彩発見キャンペーンの再開に向けて検討を進めていますが、新型コロナの新規感染者が下げ止まっている状況を踏まえ、慎重に判断する構えです。

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