見返りに１０００万円受け取る　加重収賄で前竹富町長を再逮捕

竹富町が発注した工事の入札情報を漏らした見返りに現金１千万を受け取ったとして西大舛高旬前町長が加重収賄などの容疑で６日再逮捕されました。

加重収賄と官製談合防止法違反の容疑で再逮捕されたのは前の竹富町長西大舛高旬容疑者（７４））で、２０１７年５月ごろに町が発注した海底送水管の工事に関する入札情報を漏らし、その見返りとして業者から現金１０００万円を受け取った疑いが持たれています。

工事を入札した業者５人も再逮捕され、警察は捜査に支障がでるとして西大舛前町長らの認否を明らかにしていません。一方、贈賄については時効が成立しているということです。

現職の首長が加重収賄の疑いで逮捕されるのは県内で初めてで、西大舛前町長らは２０２０年に町が発注した別の海底送水管工事の入札を巡る官製談合防止法違反の罪などできのう起訴されています。