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普天間基地騒音訴訟 国に13億4000万円の損害賠償を命じる

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普天間基地から派生するアメリカ軍機の騒音で、睡眠妨害や精神的な苦痛を受けたなどとして周辺の住民が損害賠償を求めた裁判で、那覇地裁沖縄支部は10日、国に13億4000万円の支払いを命じました。

この裁判は普天間基地周辺の住民3000人あまりが、軍用機の騒音によって日常生活や睡眠を妨害され精神的苦痛を受けたなどとして国に損害賠償を求めたもので、飛行の差し止めを求めるいわゆる”爆音訴訟”とは別の裁判です。

10日の判決で、那覇地方裁判所沖縄支部の足立堅太裁判長は「航空機騒音が長期間に渡って継続し、抜本的な対策が講じられているとはいえない」などと国に対し約13億4000万円の支払いを命じました。

一方で、住民が訴えた健康被害は認めず、国に命じた賠償金も請求した金額より少ないことから、原告団は控訴を検討しています。

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