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那覇軍港移設協議会 浦添西海岸沖の埋め立て案提示
那覇軍港の浦添西海岸への移設をめぐり30日国と県、それと浦添市や那覇市などで作る移設協議会が開かれました。このなかで防衛省は軍港の代替施設の具体的な位置や形状を提案しました。
防衛省の検討案では那覇軍港の代替施設を民間の港の北側に配置し、浦添西海岸の沖合およそ49ヘクタールを埋め立て、アクセス道路で陸地と繋ぐほか新たな防波堤も設置します。
この代替施設の南側には民間の港を配置し既存の物流施設と繋げて浦添ふ頭地区を整備する那覇港管理組合の案がすでに合意されています。
これまで県は軍港代替施設の移設面積も可能な限り縮小するよう求めていましたが、埋め立てられる面積は従来の計画から変わっていません。
防衛省は30日午後、国と県、それと浦添市や那覇市などで作る移設協議会をオンラインで開催し、代替施設の位置や形状を提案しました。
終了後、取材に応じた金城賢知事公室長は、「きょうは報告を受けたまで」として形状案への評価について明言を避けました。
金城賢知事公室長「今日時点では私どもも代替案の位置及び形状案を受けましたので今後、関係機関の意見を踏まえ検討を行っていきたいという風に考えています。」
防衛省は地元の合意が得られ次第日米合同委員会に諮った上で環境影響評価に着手したい考えですが、県は関係機関と調整が必要として慎重な姿勢を示しています。
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