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高校生失明 警棒からDNA検出でけがの原因と特定 

今年1月、沖縄市でオートバイに乗っていた男子高校生が警察官と接触し右目を失明した問題で、警察官が手にしていた警棒から高校生のDNAが検出されていたことが分かりました。警察は高校生のけがが警棒と接触によるものと特定し捜査を進めています。

今年1月、沖縄市の路上でオートバイを運転していた17歳の男子高校生と暴走行為を警戒していた警察官が接触し男子高校生は右目を失明する大けがをしました。

これまでの調べに高校生は「警察官に棒のようなもので殴られた」と話す一方、警察官はオートバイに対し「警棒を持った状態で止めに行こうとしたが一瞬のことでどこに当たったかわからない」と説明しけがをさせた認識はなかったとしていました。

その後、科学捜査研究所の鑑定で警察官が手にしていた警棒から高校生のDNAが検出されました。

このため警察は高校生が失明したけがは警棒と接触したことが原因と特定し、この結果については20日高校生の母親に報告したということです。

警察官の警棒がどのように高校生の目に当たったか専門家から意見を聞くなど警察は引き続き当時の状況を詳しく調べていて、出来るだけ早く結論を出したいとしています。

今回の問題を巡ってSNS上では「高校生が暴走行為をしていた」などいわれのない誹謗中傷が相次いでいるといいます。

警察は高校生が誤解に苦しんでいるとした上で、暴走行為や無免許運転、盗難バイクに乗っていた事実はいずれも警察では認定していないと強調しました。

あわせて不確かな情報を拡散することや誹謗中傷に繋がる言動を控えるよう呼びかけています。

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