公開日
古代人研究の第一人者 スバンテ・ペーボ教授OISTに
古代人のDNA解析の第一人者が沖縄科学技術大学院大学の教授になってから初めて恩納村のキャンパスを訪れ、これまでの研究内容や今後の展望を語りました。
ドイツから来たスバンテ・ペーボ教授は古代人であるネアンデルタール人やデニソワ人の遺骨をDNA解析したことで国際的に著名な科学者で、2020年沖縄科学技術大学院大学の教授となりました。
新型コロナウイルスの影響で沖縄に着任することが遅れていたもので、20日初めてキャンパスで講演をしました。
ペーボ教授は新型コロナの重症化リスクを低下させる遺伝子がネアンデルタール人から受け継がれていたという論文を発表したことでも注目されていて、研究者や学生は熱心に聞き入っていました。
スバンテ・ペーボ教授「とても幸せに感じていますやっと沖縄のOISTに来られたからです。2年間ずっとインターネットを通してしか仕事ができませんでした。やっとこちらの方々と直接会って授業することができました。」
ペーボ教授は八重瀬町で見つかった旧石器時代の人骨「港川人」の研究や沖縄戦の戦没者遺骨のDNA判定にも興味があると話していました。
あわせて読みたい記事