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8車線の国道58号線 横断歩道を渡ってみたら・・・

国道58号線の渋滞の緩和を目的に那覇市から浦添市の一部が6車線から8車線に拡幅されました。
これに伴い歩行者が道を渡る横断歩道の距離も長くなり、周辺の住民からは「青信号の間に渡ることができない」という声も聞かれています。

▽山城志穂記者
「信号が青に変わりました。時間を計りながら渡ってみます。渡りきるのにかかった時間は23秒です。信号が今点滅し始めました」

県警によりますと国道58号線の一部が8車線となったことで、那覇市安謝から浦添市城間の区間にある5か所の横断歩道は平均で11メートル長くなりました。

歩行者用の信号が青になる時間も延びましたが利用者からは青信号の間に渡ることができないという声があがっていました。

▽横断歩道の利用者女性
「(歩道が)長いのに対して少し(信号が)短いと感じます。急がないとって感じます。もう少し時間を伸ばして欲しい」

信号を管理する県警は利用者の要望に応えようと、6日に青信号の時間をさらに平均で4秒間延長しました。

それでも取材中に女性が横断歩道を渡りきった時、すでに信号は赤になっていました。

地元の自治会では歩行者の安全を確保するため、歩道橋を設けるよう拡幅工事が始まる前から行政に訴えてきました。

浦添市屋富祖自治会・宮城實会長
「本来ならやっぱり車いすでも通れるような陸橋がふさわしいと思います。安心安全に渡れるような陸橋を作って欲しいと要望しています」

国道を管理する沖縄総合事務局は今後歩道橋を設置し、視覚障害者に欠かせない点字ブロックも整備するとしています。

また県警も市民から要望があれば青信号の時間をさらに調整するということです。

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