帽子の中に営巣した天然記念物　沖縄・大宜味村

１０日から愛鳥週間が始まりました。大宜味村からは変わった場所に巣を作ったホントウアカヒゲの話題が届きました。

先月１７日、大宜味村の「ぶながや窯」に姿を見せたのは国の天然記念物ホントウアカヒゲです。

すぐそばには大きく口をあけてエサを待つ４羽のヒナの姿。

その巣があるのはなんと壁にかけられた帽子です。

撮影した安里裕子さんや「ぶながや窯」の平良かず子さんによりますと、ホントウアカヒゲが頻繁に飛んでくることからその様子を観察していたところ帽子の中の巣に気づいたそうです。

▽ぶながや窯・平良かず子さん
「１０年ここにかけっぱなし。もしかしたら毎年入っていたのかな知らないうちに。もう一回来て欲しいね。親子で来てくれたらいいと思います」

ヒナの姿はまもなく見えなくなったそうですが、ぶながや窯では来年もホントウアカヒゲの営巣を楽しみに、帽子はかけたままにしておくそうです。