公開日

首里城正殿遺構の保護作業に着手

火災で焼失した首里城の復元に向けて、今年11月の正殿の復元工事に先立ち、正殿の地下に眠る基壇遺構の保護作業が開始されました。

「基壇」とは建物を支える基礎のことで、およそ600年に渡り正殿を支えてきたものです。
首里城の歴史が刻まれており、その価値が評価され、世界文化遺産として登録されています。

3日から始まった作業では、正殿の復元工事で遺構に傷がつかないように布で覆った後に砂で埋め、その上から発砲スチロールと板を重ねて保護します。

▽内閣府沖縄総合事務局首里城復元整備推進室與那嶺盛明さん『不測の事態で遺構を損傷しないように、しっかりと保護する必要がありますので、砂などで覆ってしっかり保護した上で正殿の工事を行うという形を取っています』

再び遺構が見られるのは正殿が完成する2026年の予定で、その間は世誇殿に展示されているデジタルコンテンツで遺構について知識を深めてほしいとしています。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい