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沖縄の島守語り継ぐ群像 島田叡知事描いた続編が遺作に

77年前の沖縄戦で住民の命を救うため尽力した県知事・島田叡を描いた本の続編が出版され、5日関係者によるトークイベントが開かれました。

沖縄戦当時の県知事・島田叡と警察部長の荒井退造は、子ども疎開や食糧確保など難題に取り組み多くの県民の命を救うことになった「島守」と呼ばれています。

2人の足跡について取材を重ねた大阪府出身の作家・田村洋三さんは、2003年に『沖縄の島守』を出版しました。去年の暮れ、90歳で亡くなった田村さんがその直前まで執筆していた続編がこのほど出版され、5日関係者によるトークイベントが開かれました。

島田叡の舞台演劇を主催繁多川公民館南信乃介館長「自分たちの祖父・祖母の時代、当時の(島田知事らの)動きが命を繋いでいくことにものすごく関係してきたんじゃないか。」

島田叡氏事跡顕彰期成会嘉数昇明会長「信念、執念の中で沖縄のことを書き上げた人物がいるということを我々は改めて噛み締めていきたい。」

田村洋三さんの遺作となった「沖縄の島守を語り継ぐ群像」は県内の書店で販売されています。

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