是正指示巡り国地方係争処理委初会合

普天間基地の移設問題で軟弱地盤の設計変更を承認するよう国土交通大臣が県に対し是正指示を出したことは国の違法な関与にあたるとして、県が審査を申し出た国地方係争処理委員会の初めての会合がきょう開かれました。

辺野古沖で見つかった軟弱地盤の設計変更を巡って国土交通省は今年４月調査が不十分だとして不承認とした県の決定を取り消した上で、県に対し承認するよう是正指示を出しました。

この是正指示が国の違法な関与にあたるとして県は先月３０日、国と地方の争いを調停する国地方係争処理委員会に審査を申し出ていたもので、７日初めての会合が開かれました。

委員会は国交省に今月１５日までに答弁書を、県には今月２４日までに反論書を提出させ国の対応について審査します。

また国交省が県の不承認を取り消したことについても同様に係争処理委員会での審査が始まっていて２つの申し出はことし８月までに結論が出されます。