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参院選沖縄選挙区 公示後初の週末に候補者の訴えは

来月10日に投開票される参議院議員選挙は公示後、初めての週末を迎え候補者たちが各地で遊説を行いました。選挙の争点と候補者の訴えを見ていきます。

参議院選挙・沖縄選挙区に立候補しているのは無所属で現職の伊波洋一さん。自民党公認で公明党が推薦する新人の古謝玄太さん。NHK党の新人、山本圭さん。参政党の新人、河野禎史さん。幸福実現党の新人、金城竜郎さんの5人です。

選挙戦は玉城知事が支援する現職の伊波洋一さんと自民党公認で公明党が推薦する新人の古謝玄太さんの一騎打ちの構図となっています。

古謝玄太さん「沖縄に暮らしたい働きたいと思ってもらえる未来を作るためには産業作り医療福祉の体制をしっかりした構築人材育成沖縄が日本を引っ張る時代にしなければいけません。」

古謝さんは新型コロナウイルスの影響によって落ち込んだ県経済の回復と観光と並ぶ新たな基幹産業として海洋開発などを提唱し、官僚としての経験や38歳という年齢を前面に出して支持を呼び掛けます。

この週末は菅前総理大臣の遊説に同行し各地で政府与党とのパイプを演出しました

菅義偉前首相「まさにその実力経歴そして肚の据わり誰にも負けない古謝玄太であると私確信しています。」

一方、現職の伊波さんも県経済の回復を重要政策として位置付けていて消費税を一時的に5%にする事や最低賃金を1000円に引き上げると訴えています。

伊波洋一さん「県民所得が全国平均の7割ですそれからさらに低い形でその中の平均よりもっと低い人たちさらに3分の1くらいの人たちが30%近くいますそこをどうしっかり支えていくかという事をやっていきたい。」

県経済の立て直しを両者が掲げるなか対応が分かれているのが「基地問題」です。

古謝さんは政策発表の場で「辺野古移設」を容認する姿勢を示しましたが演説の中心は経済対策で積極的な発言はありません。一方、伊波さんは移設問題を重要政策と位置付け辺野古移設に反対する玉城知事との協調をアピールし政府に計画の断念を求めるとしています。

玉城知事「辺野古は反対です普天間は早く返してください。今日ここで一つ大切なことを確認しましょう私たちにとって必要な参議院議員は伊波洋一さんです。」

参院選は今年9月に行われる県知事選挙の前哨戦と位置付けられ、自公勢力は今週も党本部から大物議員を投入するほか、県政与党勢力も各地で決起集会を開き投票日まで熾烈な選挙戦が繰り広げられる見通しです。

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