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クルーズ船2年4カ月ぶり寄港 観光需要回復へ明るい兆し

沖縄観光の需要回復へ明るい兆しが見えています。新型コロナウイルスの影響で受け入れが止まっていたクルーズ船が29日、2年4カ月ぶりに県内に寄港しました。

29日朝、宮古島市の平良港に到着したのは神戸からの乗客などおよそ190人を乗せたクルーズ船です。

新型コロナの影響で途絶えていたクルーズ船の寄港はおよそ2年4カ月ぶりです。

島の土産品店は「クルーズ船が再開したということで、プラスの要因として受け止めています。」

県によりますと今年5月、沖縄を訪れた観光客は去年の倍以上となる39万6800人で、また大手航空2社の7月と8月の予約数も去年の2倍以上と夏場の沖縄観光に明るい兆しが見えています。

こうした中でまだ先が見通せないのが海外からの観光客です。

6月海外客の受け入れが団体ツアーに限り再開され、那覇空港の国際線も検疫体制を整えましたが実際に海外路線が再開されるのは早くて8月から9月になる見通しです。

またこれまで個人旅行の割合が高かった沖縄観光にとっては必ずしも追い風とはいえません。

OCVB下地芳郎会長「(外国人観光客は)2019年に沖縄では300万人。添乗員付きの団体、行動制限付きになってしまうと全国の地域が期待している状況にはならない。」

個人旅行の入国緩和やビザ発給の加速など国の政策が伴わない限り、海外客が沖縄を訪れる日はもうしばらく先となりそうです。

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