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ひき逃げ逮捕の消防士長「何かに衝突したが人とは思わなかった」という趣旨の供述

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今月24日、国頭村で29歳の男性がひき逃げされ死亡した事件で、警察は消防職員の41歳の男を逮捕しました。

警察は認否を明らかにしていませんが男は「何かに衝突したが人とは思わなかった」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは国頭村安波に住む国頭地区行政事務組合消防本部の東分遣所に所属する消防士長、當山力也容疑者(41)です。

當山容疑者は今月24日午後10時前、国頭村安田の県道70号線で三角怜さん(29)を車で轢いたにもかかわらず救護せずに逃走し、死亡させた疑いが持たれています。

警察は捜査本部を設置し、地域の住民への聞き込みや現場に残された車の残骸を調べるなど捜査を進め當山容疑者を割り出し、29日の午後11時過ぎに緊急逮捕しました。

當山容疑者が運転していた車には事故を起こした痕跡があったということです。

警察は捜査に支障が出るとして認否を明らかにしていませんが、當山容疑者は「何かに衝突したが人とは思わなかった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者などへの取材でわかりました。

當山容疑者の逮捕を受けて国頭地区消防本部が会見し、稲福伸消防長が「生命を守る消防職員としてこのような事故を起こし県民や関係者に多大な迷惑をかけました」と謝罪しました。

国頭地区消防本部によりますと當山容疑者は現場の隊員を指揮する立場にあり、普段の勤務態度はまじめだったということです。

また事故の当日は非番で、翌日の勤務の際に特に変わった様子はなかったということです。

警察は押収した車に付着した微物を鑑定するなどして物的証拠を固めていく方針です。

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