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18人死亡200人超けがの大惨事 小学校ジェット機墜落から63年
現在のうるま市石川にある宮森小学校にアメリカ軍のジェット機が墜落した事故から30日で63年となり、小学校では追悼集会が開かれました。
1959年6月30日、宮森小学校にアメリカ軍のジェット機が墜落し児童11人を含む18人が死亡、けが人は200人を超える大惨事となりました。
宮森小学校では追悼集会が開かれ5年生と6年生が参加しました。
▽6年生による平和の誓い
「一人一人の手で平和を永遠に守り続けよう」
児童の代表が仲よし地蔵に花や千羽鶴を手向けたあと、祈りを込めて平和の鐘を鳴らしました。
▽宮森小学校6年伊藤由希さん
「(事故のことを)いろんな人に伝えていったり後輩とか家族とかに伝えていきたいです。このような事故があるからちゃんと心で祈っていてほしいです」
このあと遺族や「石川・宮森630会」による慰霊祭も執り行われました。
▽石川・宮森630会・久高政治会長
「過去にあったことを私たちがしっかり伝えて、こういうことが二度と起こらないように語り部の活動を続けていきたいと思っています」
基地があるがゆえに起きてしまった悲惨な事故。63年が経った今もなお沖縄は基地負担を強いられ続けています。
平和への祈りに包まれる宮森小学校の上空はこの日もアメリカ軍機が飛び交っていました。
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