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”ゼロコロナ”求められる医療現場の現状

県内では1日新たに1543人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

1日の新規感染者数が1000人を超える日が続く中、本島北部の重点医療機関はウィズコロナにシフトする社会と医療現場とのギャップに苦しんでいます。

一般診療から救急、新型コロナ患者の受け入れまで北部地区の医療の中心を担う北部地区医師会病院です。

▽北部地区医師会病院・田里大輔医師
「一般診療とコロナ診療を両立させていかなきゃいけないとうのがあり、院内の感染者がどうしても一定数出てきてしまう。スタッフの休みが増えてしまうと一般診療をやることが難しくなる」

新規感染者の数が下げ止まる中、一般診療で病院を訪れた患者が後になって感染していたことが発覚するなど、院内にウイルスが持ち込まれる事例が相次いでいます。

対応した医師や看護師に感染してしまうこともあり、先月は47人の職員が感染、濃厚接触者は34人に上りました。

オミクロン株が重症化しづらいことなどを背景に社会がウィズコロナへとシフトしていく中、医療現場では常にゼロコロナが求められています。

▽北部地区医師会病院・田里大輔医師
「(今は)どちらかというと医療体制よりも経済というか、それは仕方ないと思いますが、逆にそうすることによって最終的には医療へのしわ寄せが来ているということを医療機関側の現場の一人としてメッセージを伝えたい」

県内で7月1日に確認された新規感染者は1543人で、7日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

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