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ラストサンデーで参院選候補者が奔走 沖縄選挙区情勢調査

先月公示された参議院議員選挙の投開票まで1週間を切りました。

投票日までの間で最後の日曜日となるラストサンデーとなった3日、各候補者が支持を広げようと街頭に立ちました。

参議院議員選挙には5人が立候補していて、選挙戦は無所属で現職の伊波洋一さんと自民党公認の新人古謝玄太さんの一騎打ちの構図となっています。

今月10日の投票日を前に最後の日曜日となるいわゆる「ラストサンデー」となった3日。伊波さんは支援を受ける県政与党と共にうるま市などで総決起大会を開きました。

▽伊波洋一候補
「辺野古の新基地建設もう25年以上も私たちは闘っていますが、この闘いは私たちの誇りであります。絶対にこの辺野古を作らせてはならない」

古謝さんは推薦を受けた公明党が開く集会に参加し支持を呼びかけました。

▽古謝玄太候補
「子どもたちが笑顔で成長できる沖縄づくりしっかりと確実に取り組んで参ります。残り1週間一歩づつ一歩づつ追い詰めています」

両陣営が激しい選挙戦を繰り広げるなか、沖縄テレビとJX通信社は2日と3日の2日間、電話による情勢調査を実施し約1000人から回答を得ました。

投票先を決めるとき重視する点を聞いたのに対し「経済や沖縄振興」と回答した人が39.6%と最も多く、次いで「基地問題」の31%「安全保障」の7.9%となりました。

普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の埋め立てについて「埋め立てを行うべきではない」と回答した人は過半数の53.9%で、「早期に埋め立てるべき」「埋め立てもやむを得ない」を合わせた回答は37.3%でした。

伊波さんは支持を受けた立憲民主党や共産党など野党系の支持層を固め、無党派層にも支持の広がりを見せています。

古謝さんは自民党支持層の8割、公明党支持層の85%近くを固めています。

情勢取材に沖縄テレビの取材を加味した結果、伊波さんがやや先行し古謝さんが激しく追う展開となっています。

一方で無党派層の16.5%が投票先をまだ決めていないと回答していて情勢は流動的です。

NHK党の山本圭さん、参政党の河野禎史さん、幸福実現党の金城竜郎さんは独自の選挙戦を展開しています。

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