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ウミガメ数十匹死ぬ 漁業被害で駆除することも
14日、久米島町の海岸で数十匹のウミガメが死んでいるのが見つかりました。
▽仲宗根琢人記者
「久米島町の海岸に来ています。今はその姿はありませんが目撃した人によりますとこの海岸一帯に大量のウミガメが死んでいたということです」
久米島ウミガメ館によりますと、14日午後2時頃、久米島町真謝にある海岸でアオウミガメが30匹から50匹死んでいるのが見つかりました。
多くが刺し網漁に使用する網の近くで動かなくなっていて、首などに刺し傷のような痕もありました。
町役場の職員などによりますとウミガメの死骸は少なくとも15日朝の時点では確認されておらず、満潮時に沖に流された可能性が高いということです。
ウミガメの保護などを行うウミガメ館の塚越佳充さんは「ここまで多くのウミガメが死んでいるのを見たのは初めてだ」と驚いています。
▽久米島ウミガメ館・塚越佳充主任
「首周辺に鋭利なもので1箇所から2箇所刺されている。人為的にしたとしか・・・今は整理がつかない」
一方、地元の漁業関係者によりますと、ここ数年アオウミガメの数が増加し養殖中のもずくを食べたり漁場に侵入し仕掛けた網を壊す事例が増えていて、やむを得ず駆除しなければならないこともあるということです。
沖縄テレビが各方面に取材したところ、今回も駆除された蓋然性が高いとみられています。
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