子どもの成長支えた調理場に感謝　沖縄市諸見小学校

沖縄市の諸見小学校では、１９６７年から５５年間、学校単独の調理場を設置して子どもたちに美味しい給食を提供してきました。この調理場が市内に残る唯一の単独の調理場でしたが老朽化のため閉鎖されることになりました。
▽職員「きょうの給食は皆さんの大好きなおばけカレーです」
▽児童「よっしゃー」
子どもたちは最後の給食を美味しくほおばりながら別れを惜しみました。
▽児童「とても美味しいです。言葉にできないぐらい美味しいです」「最後の給食でとても寂しいです」「調理員さんが今まで手作りで頑張ってくれた。１年生から６年生の皆さんに食べさせてくれてとてもありがたいと思っています」
諸見調理場は長年、安心・安全な給食を作ってきたとして昨年度には文部科学大臣賞を受賞するなど歴史を刻んできました。
▽諸見小学校　比嘉政成栄養職員「先代の調理師さん栄養士さんから脈々と受け継がれた諸見っ子たちの達の為に愛情込めてつくるというのがちょっとプレッシャーもありながらだったんですが、触れ合いというものがなくなることは、やはり寂しいですね」
給食の後にはセレモニーが行われ、これまで調理に携わってきた職員に対して子どもたちからは、感謝の思いを伝える盛大な拍手が送られ、調理場は５５年の歴史に幕をおろしました。