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ミサイル落下”最も近い”与那国島は漁を自粛
5日午後に中国が発射したミサイルが日本の排他的経済水域などに落下したと発表されたことを受け、与那国漁協は漁業者に対し漁の自粛を呼びかけました。
弾道ミサイルは5発が波照間島の南西の日本の排他的経済水域に落下し、1発が与那国島の北北西80キロの水域に落下したと推定されています。
中国が台湾周辺で軍事演習を始めたことを踏まえ、与那国漁協は当初漁業者に注意を呼びかけながら漁を続ける方針でしたが、ミサイルが落下したことから自粛を決め、今朝早くから漁に出ている船に帰港するよう連絡していました。
「きのう遅くに決定しましたのでお願いします。作業中止です」
▽与那国漁協・嵩西茂則組合長
「(ミサイルが)台湾を横断して着弾したということなので非常に危険度が高い。きょうはまたどういう展開をするか分からない。まったく未知数なので」
▽出漁を取りやめた漁師
「これからお盆前の魚を獲りにいこうかなというところですよね。一番この時期稼ぎ時なので漁に出られないのが一番苦しいです」
与那国漁協は今月8日まで漁を自粛することを決めました。
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