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中国の弾道ミサイルに沖縄県議会が抗議決議

中国が発射したミサイルが波照間島や与那国島の近海に落下したことを受け、県議会は中国に対し沖縄近海での軍事演習を一切実施しないよう求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。

中国の弾道ミサイルは5発が波照間島の南西の日本の排他的経済水域に落下し、別の1発が与那国島の北北西80キロの水域に落下しました。

▽県議会・又吉清義総務企画委員長漁業
「従事者が漁の自粛を余儀なくされ経済活動にも大きな影響を及ぼしている。国際社会の軍事的緊張の高まりを招き沖縄県民に大きな不安を与えている」

県議会の抗議決議と意見書では中国に沖縄近海で演習を一切実施しないよう求めていて、全会一致で可決されました。

一方、県漁連は県に対し中国に強い姿勢で臨むことを国に申し入れるよう要請しました。

▽県漁業協同組合連合会・上原亀一代表理事
「中国側によるこのような行為を2度と繰り返さないよう引き続き厳しい姿勢で臨まれるのはもちろんのこと、あらゆる外交ルートを通じて中国側に自制を求める働きかけをすること」

県は近く、国に対し漁業者の安全を確保するため万全の措置を講じるよう求めることにしています。

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