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鉄血勤皇隊・一中学徒が記した遺書一冊の本に

戦争の実相を伝える貴重な手がかりとなります。77年前の沖縄戦に動員され戦場で命を落とした学徒などが記した遺書が1冊の本にまとめられることになりました。

首里高校の前身である県立第一中学校は77年前の沖縄戦で鉄血勤皇隊として動員された生徒や教職員など300人余りが犠牲となりました。

養秀同窓会は生徒たちが家族にあてた遺書の修復作業を2016年から取り組んでいて、今回、遺書の内容とともに記した生徒の写真や戦場での足取りをまとめた冊子を発刊することになりました。

一中元学徒・與座章健さん
「これを見ると、いつも思うことは、もっとやるべきことはたくさんあるなと思う。(同窓生たちは)できないうちに去ってしまったからね。(今後)自分の思いを皆さんによく伝える。」

「一中学徒からのメッセージ」は戦争を知らない世代に戦争の実相や平和の尊さを知る手立てにしてほしいと、市町村の図書館や県内各高校の図書館などに配布される予定です。

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