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池袋暴走事故の遺族も語る 犯罪被害者・家族への支援を考える
犯罪や事故に巻き込まれた被害者とその家族への支援のあり方について考えるシンポジウムが那覇市で開かれました。
シンポジウムに参加した上原義教さんは、3年前に東京・池袋で高齢のドライバーが運転する車が暴走した事故で、娘の松永真菜さんと孫の莉子ちゃんを亡くしました。
裁判の手続きや傍聴ために東京と沖縄を何度も往復した上原さんは、交通費や宿泊費を工面するために自宅のマンションを売却したことなどを話し、被害者家族への支援の重要性を訴えました。
▽上原義教さん
「被害者の方々の辛さ、苦しさ、悲しさ。どうして生きていけばいいのかという経済的な問題。経験しないとこの辛さはわからない」
また、おととし那覇市のゲーム喫茶店で起きた強盗殺人事件の遺族は、「沖縄被害者支援ゆいセンターなど相談窓口や支援団体の存在を知らず、精神的な負担が大きかった」として、「支援が必要な人にこうした情報が届くような体制をつくってほしい」と訴えました。
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