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八重山マラリア根絶60年で石碑建立 石垣市

蚊が媒介する感染症マラリアが八重山地域で根絶されて今年で60年となるのに合わせ、石垣市にその歴史を伝える石碑が建立されました。

八重山地域では太平洋戦争末期、旧日本軍の作戦でマラリアの有病地域に強制移住させられた多くの住民が犠牲となった戦争マラリアを経験しました。

戦後、医師の吉野高善が収集したデータをもとに官民一体となった対策を続け、1962年に悲願のマラリア根絶を果たしたもので、その歴史を後世に伝える石碑と説明板が石垣市伊野田地区に建てられました。

八重山ゼロマラリア達成の碑仲原清正会長
「後世に引き継いでいけばマラリアって大変な病気だったんだろうなということを分かってくれるんじゃないかな。」

世界ではいまも年間60万人以上がマラリアで命を落としています。説明板は15の言語に対応していて関係者は八重山の歴史を世界に発信していきたいとしています。

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