10階でも窓ガラスに被害 早めの台風対策呼びかけ
長時間にわたり台風の影響を受けるだけでなく猛烈な風が吹く恐れがある台風11号の接近を前に、消防は早めに対策を行うよう呼びかけています。
台風で物が飛ばされるとケガをしたり、窓ガラスが割れるなど被害が出る恐れがあります。台風の接近を前に私たちはどのように備えればよいのでしょうか。
那覇市消防局警防課・船越義克さん
「実際にびっくりしたのは、高層階にも飛んできて9階とか10階にも窓の破損があったことが一番驚きます。」
台風では軽い枝でも窓ガラスを突き破る恐れがあり、那覇市消防局では外に置いてあるものが飛ばされないように固定したり、屋内にしまうよう呼びかけています。
船越義克さん
「どうしても飛んでくることは防げないので、飛んできた場合に備えてカーテンやブラインドを閉めていてもらう。被害を最小限に留める。」
普段119番通報は平均で10件から20件ほどですが、台風時には短時間で数百件にのぼることもあり、その最も多い理由は。
「冠水して家の中に水が入ってきそうという通報を受けて急いで現場へ急行するんですけど、実際着いてみるとベランダの排水溝にゴミが詰まっているだけというケースが多いですので、強風とか雨が強くなる前にベランダの掃除をしていただけると助かります。」
新型コロナウイルスの影響で県内の医療がひっ迫する中、救患の受け入れが円滑にいかないこともあるため救急車がいま本当に救助を必要としている人に優先的に対応できるよう県民に協力を求めています。
「不要な事故に巻き込まれないように不要不急の外出をぜひ控えていただきたいなと思います。協力していただけたらなと思います。」
早めに台風対策を行うともに今後、最新の台風情報に注意して下さい。
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