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嘉手納住宅地近くに格納庫建設「新たな基地負担に」
住宅地に近い嘉手納基地内の駐機場にアメリカ軍が新たな格納庫を整備する計画について、沖縄県は「新たな基地負担に繋がりかねない」として計画の中止を働きかけるよう沖縄防衛局に要請しました。
新たな格納庫の建設が計画されている場所は「パパループ」と呼ばれる駐機場で、住宅地と隣接してることから騒音や悪臭の被害に住民が悩まされてきました。
6日に沖縄防衛局を訪れた県の嘉数知事公室長は「地元の嘉手納町から強い懸念が示され、新たな基地負担につながりかねない」としてアメリカ軍に建設計画の中止を働きかけるよう求めました。
また、現在暫定的に駐機場としてパパループを使用している事についても住民生活に影響が出ているとして使用の禁止を求めました。
沖縄防衛局の担当者は「嘉手納町や県の懸念を伝え計画の詳細を示すようアメリカ側に要請する」と述べるに留まりました。
格納庫の建設を巡っては、先月地元の嘉手納町議会も中止を求める決議を全会一致で可決していて計画を強行されれば反発が強まるのは確実です。
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