公開日

また軽石が・・・ 台風接近に伴い繰り返し漂着の恐れ

台風が接近した今月2日から5日にかけて、沖縄県内で軽石が漂着しているのが確認されました。

専門家は台風による高潮が影響したとみていて、今後も台風の接近で漂着する恐れがあると指摘しています。

▽山内駿記者
「海からつながる与那原町の水路を台風の接近に伴う高潮に流され軽石が埋め尽くしました」

今月2日、与那原町東浜では水路を埋めつくすほどの大量の軽石が押し寄せました。

5日には久米島町の漁港にも大量の軽石が漂着し漁協や役場の職員らが重機などで40袋以上を回収しました。

沖縄科学技術大学院大学で海の生態系を研究する御手洗哲司准教授は、台風11号に伴う高潮で沖に流されていた軽石が再び漂着したとみています。

▽沖縄科学技術大学院大学・御手洗哲司准教授
「海の方に戻された軽石が、今回の台風で集まり(再び)海に着いた」

去年10月、小笠原諸島の海底火山の噴火で県内各地に押し寄せた軽石は、漁業や観光業、離島の住民生活などに大きな影響を及ぼしました。

▽沖縄科学技術大学院大学・御手洗哲司准教授
「再び漂着しないものに関しては外洋に運ばれていきますので、時間が経つごとに海底に沈んでいく。だんだん数は減っていくと思うがしばらくは何度か台風が来る度に続いていくという事になると思います」

御手洗准教授は沖にある軽石の数は減少していくものの、今後も台風の接近で再び県内に漂着する恐れがあると指摘しています。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい