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玉城知事が岡田沖縄相と初会談 沖縄振興と基地負担の軽減を要望
玉城知事は就任後初めて沖縄を訪れた岡田直樹沖縄担当大臣と会談し、沖縄振興策や基地負担の軽減に取り組むよう要望しました。
岡田大臣は先月発足した第二次岸田内閣で、県選出の西銘恒三郎議員の後任として沖縄担当大臣に就任しました。
面談で玉城知事はこれからの沖縄振興や基地負担の軽減など14項目から成る要望書を手渡しました。
▽玉城知事
「辺野古新基地建設に反対する県民の民意は明確に示されています。政府においては辺野古移設計画を断念し、問題解決に向けた沖縄県との対話に応じて頂くとともに、目に見えるかたちで沖縄の過重な基地負担の解消を図っていただきますようお願い致します」
要望書では来年度の沖縄振興予算の確保を求めたほか、普天間基地の辺野古への移設計画を見直すことや中国に対し沖縄周辺海域での軍事訓練の中止を求めるよう政府に要請しています。
岡田大臣は「所管外の事項は担当省庁に伝える」とした上で振興予算の確保には意欲を示しました。
▽ON岡田直樹沖縄担当相
「財政当局と予算編成の過程においては丁々発止というか、必要に応じては大臣ともそういう覚悟を秘めながら頑張ってまいりたい」
このあと岡田大臣は経済団体と意見を交わしました。
出席者からは資源価格や原材料費の高騰、新型コロナで打撃を受けた県経済への具体的な支援策を求める声が上がり、岡田大臣は課題の解決に向けて、取り組んでいく意向を示したということです。
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