３２軍壕保存・公開へ　　第一坑口の特定・整備を先行

首里城の地下にある第３２軍司令部壕の保存と公開を目指す検討委員会の初会合が２０日開かれ司令部の中枢に近い第１坑口・坑道の位置の特定を進める方針を確認しました。

第３２軍司令部壕は落盤や水没などによる劣化で現在立ち入りはできませんが県は歴史の継承や平和を発信する観点から壕の保存・公開を目指す方針です。

県が設置した有識者でつくる検討委員会は２０日、唯一現存する第５坑口と合わせて司令部の中枢機能があった場所に近い第１坑口の位置を特定し先行して整備する事で一致しました。

県は第５坑口を２０２５年度に第１坑口を２０２６年度に公開する方針で検討委員会は今年度中に提言をまとめ知事に答申することにしています。