安倍元総理の国葬をめぐり世論2分 県内の自治体で対応分かれる
安倍元総理大臣の「国葬」が27日午後実施されます。国葬の実施やそのあり方について世論が2分されるなか県内の自治体でも対応が分かれています。
安倍元総理の国葬は午後2時から東京の日本武道館で執り行われます。
岸田総理は政府として弔意を強制することはないとしていますが、県内では国葬に伴う対応が分かれています。
▽仲宗根琢人記者:
『きょう執り行われる国葬に合わせて沖縄市役所では半旗を掲げて亡くなった安倍元総理への弔意を表明しています』
沖縄市は「半旗」について「歴代最長の総理を務め民主主義の根幹を覆す凶行に倒れたことに対して弔意を示すため」としています。
いっぽう、県庁では7月の葬儀ですでに弔意を示しているとして国葬に合わせては半旗を掲げませんでした。
玉城知事:
『国民の中には様々な考えがありその弔意を表したいということにはそれぞれの立場、考えがあると思います』
沖縄テレビの取材では41市町村のうち半旗を掲揚したのは浦添市や石垣市など11市町村です。
いっぽう、那覇市は県と同様に「7月の葬儀の際にすでに弔意を示した」として半旗を見送り、宜野湾市は「市の規定がなく半旗にする根拠がない」としています。
那覇市の自民党県連には今朝、記帳台が設けられました。
▽記帳に訪れた人は
『(安倍元首相の功績は)外交じゃないですかね、日本の国益を見据えた外交をしてくれた』『人によっては基地の問題でごり押ししたという人もいるでしょう、そこは人それぞれだと思います』
FNNが先月、実施した世論調査では国葬の実施に賛成が40.8%だったのに対し反対は51.1%に上りました。
世論を2分するなかで実施される安倍元総理の国葬はこのあと午後2時から日本武道館で執り行われます。
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