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ストッキング用いた罠も ヤンバルテナガコガネの密猟を防げ
国の天然記念物に指定されているヤンバルテナガコガネの密猟を防ぐため、環境省や警察などが合同でヤンバルの林道をパトロールしました。
ヤンバルテナガコガネは本島北部にのみ生息する日本最大の甲虫で、密猟や環境の変化により絶滅が危惧されています。
密猟対策の一環として11日夜、環境省や県職員、警察官など36人が4つのグループに分かれて国頭村の林道をパトロールし、不審な車両がないか、樹木などに罠が仕掛けられていないかを確認しました。
今回のパトロールではストッキングを用いた罠が4つ見つかったということです。
▽環境省沖縄奄美自然環境事務所・西野雄一野生生物課長
「違法な捕獲はあってはいけないことですので、世界自然遺産にも登録された貴重な自然を守るために取り組みを強化したい」
沖縄に生息する希少生物は違法に採集された個体が海外のインターネットサイトで販売される事例も確認されていて、関係機関は対策を強化しています。
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