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野生動物が持つ「レプトスピラ」に感染 沖縄で2006年以来の死亡例

野生動物が持つ細菌で汚染された土や水から感染するレプトスピラ症に感染した県内の男性が今月死亡しました。
レプトスピラ症はネズミやマングースなど野生動物の尿で汚染された土壌や水から、皮膚の傷や、目や鼻の粘膜を通して感染し、3日から2週間ほどの潜伏期間を経て高熱や筋肉痛などの症状が出て、重症化すると死亡するケースもあります。
県によりますと今月5日、発熱などの症状を訴え病院で受診した八重山保健所管内に住む70代の男性が3日後に死亡し、レプトスピラ症の疑いがあったため県衛生環境研究所で検査を進めていたところ今月12日に感染が確認されました。
県内でレプトスピラ症で死者が出たのは2006年以来です。
県はレプトスピラ症への感染を防ぐため、ネズミなど野生動物を素手で触ることを避けてかまれないように注意し、皮膚に傷がある場合は川に入らないよう呼びかけています。
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