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「公訴権の濫用だ」起訴取り下げ主張 訓練場ゲート前廃棄物
北部訓練場のゲート前に廃棄物を置き威力業務妨害などの罪に問われているチョウ類研究者の初公判が18日那覇地方裁判所で開かれ、弁護側は公訴権の濫用だとして起訴を取り下げるか無罪とするよう主張しました。
この裁判は去年4月に北部訓練場のゲート前に空き瓶などが入った袋を置き、アメリカ軍の通行を妨害したなどとして、チョウ類研究者の宮城秋乃被告が道路交通法違反と威力業務妨害の罪に問われているものです。
18日那覇地方裁判所で開かれた初公判で、宮城被告は「いずれの起訴内容も犯罪の成立について争う」と述べました。
弁護側は「今回の行動は北部訓練場に廃棄物を残したアメリカ軍に対し環境回復を求める表現活動の範囲内」だとし、「今回の起訴は公訴権の濫用で交通妨害にも威力にも当たらない」として起訴の取り下げ、もしくは無罪とするよう主張しました。
次回の公判は11月8日に開かれます。
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