那覇市長選 知念氏「当確が出た後からすぐ予算編成を考えている」
任期満了に伴う那覇市長選挙が23日に投開票され、新人の知念覚さんが6万4000票あまりを獲得し初当選を果たしました。
新人同士の一騎打ちとなった那覇市長選挙は、那覇市の前副市長で自民・公明が推薦する知念覚さんが、前の県議会議員の翁長雄治さんに約1万票の差をつけ初当選を果たしました。 ※知念氏6万4165票:翁長氏5万4125票
▽知念覚氏
「即戦力なんだというのをしっかり実証して見せる、市民の皆さんに見せるというのが今回の私の出馬した意味だと思いますので、それが評価されたんだと。私は今まで通りの視点でしっかり運営しなさいと城間市長から託されたと思っておりますので、市民目線というのはずっと貫き通していきたい」
翁長雄治さんは子育て政策の充実を訴え、玉城知事を支えるオール沖縄勢力の支援を受けましたが及びませんでした。
▽玉城知事
「選挙の結果は真摯に受け止めたいと思います。知念さんを応援された側の中にも、普段オール沖縄を応援してる方が知念さんの何らかの政策に共感を呼んだというところもあるかもしれません」
今年は那覇市を含め宜野湾市、沖縄市、名護市など7つの市で市長選挙が行われ、オール沖縄勢力が支援した候補は全ての選挙で自民・公明が推薦する候補に敗れる結果となりました。
当選から一夜明けたけさ、知念さんは新型コロナの影響で痛んだ経済・観光の回復や市民所得の向上などに取り組む決意を示しました。
▽知念覚氏
「きのうの当確が出た後からすぐ予算編成のことを考えています。公約で掲げた短期的なもの7項目挙げているんですけど、それは全般的に推進していきたい」
今回の那覇市長選挙の投票率は47.05%で、前回を1.14ポイント下回りました。
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