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国内最大のサンゴ礁 9割が白化
石垣島と西表島周辺に広がる国内最大のサンゴ礁・石西礁湖で、海水温の上昇などによりサンゴが白くなる白化現象が9割に及んでいることが環境省の調査でわかりました。
調査は先月24日から29日まで石西礁湖の31の地点で行われました。
その結果、全体の92.8%にあたるサンゴで白化現象が確認され、このうち2割近く(17.7%)が死んでいることが判明しました。
白化率は大規模な白化現象が発生した2016年に次ぐ高さとなり、白化していない健全なサンゴは7.2%に留まっています。
サンゴは海水温が30度を超えると白化が進むと言われていて、環境省によりますと石西礁湖周辺では今年7月21日から先月4日まで海面水温が30度を超える日が続いたという事です。
海水をかき混ぜて水温を下げる台風の接近が少なかったことも被害が広範囲に及んだ要因と見ています。
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