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沖縄そばの普及発展に尽力 土肥健一さん死去

沖縄そばの普及に深く関わったサン食品の創業者・土肥健一さんが9月、87歳で亡くなりました。

サン食品の創業者で沖縄生麺協同組合の理事長や顧問などを務めた土肥健一さん。

本土復帰後、そば粉を全く使わない沖縄そばについて公正取引委員会からそばと表示してはならないとクレームがつきました。

土肥健一さん(2002年)「なんとかせないかんなと、自分の名前が無くなるのと一緒でしょ、戸籍を認めないようなもの。」

県民に愛されてきた沖縄そばを守るため土肥さんは粘り強く交渉を続け、1978年10月17日ついに名称の使用は認められました。この日はのちに「沖縄そばの日」と定められることになります。

土肥健一さん「世界中に麺類があるわけね、洋風の麺和風の麺中華風の麺、良いところすべて持っている沖縄そばが世界どこに持っていっても大丈夫と。」

沖縄そばの文化を守り発展に尽力してきた土肥健一さんは9月5日、病気のため87歳で亡くなりました。土肥さんの遺志はこれからも引き継がれていきます。

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