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首里城 いざ令和の再建へ

いよいよ再建に向けた工事が本格化します。

3年前に焼失した首里城正殿の再建に使用される御材木を運ぶ木遣行列と起工式が行われました。

▽大城茂明カメラマン
「首里城正殿再建に向けた柱が県民の想いを載せ今首里城へと向かいます」

3日に行われたのは首里城の再建に使う「御材木(おざいもく)」を運び入れる「木遣行列(きやりぎょうれつ)」です。

礼服に身を包んだ160人が中山門跡から守礼門までの綾門大道(あやじょううふみち)を練り歩き、琉球王国時代の儀式を再現しました。

▽山内駿記者
「首里城再建に使用される御材木を一目見ようと多くの人が詰めかけています。オキナワウラジロガシが首里の町に届けられ、このあと首里城へ運ばれて行きます」

▽見物した人は
「首里城が燃えて凄く悲しくて涙も溢れて。今度新しく建て直すときには、最初から最後までみたいなという思いでずっと考えていたので、こういう儀式があるって初めて知って、見られてよかったなと思います」

「木が太かった。(完成が)めちゃくちゃ楽しみ」

「最高。なんとも言えない。首里でそういうお祭りができて最高です」

木遣行列で運ばれたのは樹齢98年で、長さ9メートル、重さ4トンのオキナワウラジロガシです。

▽見物した人は
「初めてあんな大木を見るじゃないですか。もう生まれて初めての。生涯でこれ以上見ることはないと思うので素晴らしかったです」

「実際に木を見て感動しました。早く素晴らしい首里城が復活できればなと思っています。願っています」

木遣行列に先立ち琉球王国時代に工事の無事を願って歌われた「大城(うふぐしく)グェーナ」も披露されました。

▽見物した人は
「もう涙が今でも出ますけどね、もうすごくショックでした。本当に大事に大事につくっていただいてみなさんのお力でね、楽しみです」

▽親子
お父さん「木を見てどうだった?」
女の子「アリさんがいる!」
お父さん「(子どもが大きくなっても)覚えているといいなと思います。これから災難もないように僕らも願っています」

午後には玉城知事らが出席して起工式が行われ、工事の安全を祈願しました。

いよいよ再建に向けた工事がスタート!

首里城正殿は2026年秋の完成を目指すことになっています。

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