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日本とアジアの若者が戦争の記憶を語り継ぐ
沖縄戦から77年が経過し戦争の記憶をいかに継承するかが課題となる中、アジアの大学生が集い、それぞれの地域で起きた戦争について語り合うシンポジウムが開かれ平和への思いを共有しました。
シンポジウム「平和への思い」は若い世代への戦争体験の継承を目的に毎年開催されているものです。
今年は沖縄・広島・長崎の大学生と、ベトナム・カンボジア・韓国・台湾の学生がオンラインで参加し、戦争がもたらした被害やその記憶を継承するための取り組みについて発表しました。
▽ベトナムからの参加者
「ベトナム戦争では約200万人が有毒化学物質にさらされています。死者の中には遺体の特定されていない兵士が約30万人います。戦争の影響は未だに残っています」
▽沖縄からの参加者
「私たちは沖縄の地だからこそできる事を大切にし、机で学ぶだけの受け身型学習から、遺骨収集などの行動型学習を通して体感で平和について考える必要があると思います」
参加者は筆舌に尽くしがたい戦争の記憶を語り合い、二度と起こしてはならないと平和を希求する思いを分かち合っていました。
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