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不適切な運営と通報があった沖縄・北谷町の保育園 監査踏まえて交付金取り消し

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保育士の不足など保護者などから不適切な運営を指摘された北谷町の認可保育園について、北谷町はこの保育園に交付を決定していた720万円の補助金を取り消すことを決めたと発表しました。

この認可保育園を巡っては保育士の不足など不適切な運営を指摘する保護者などの訴えを受け、北谷町が今年8月に立ち入り調査を実施したほか、10月には県や中部広域連合組合が運営の実態について調べる監査を実施しています。

今月、監査の結果がまとまり、県は「園児の昼寝の時間に保育士が事務作業のため保育室を離れる時間がある」として、十分な保育環境が確保されていないと指摘。

中部広域連合組合は、0歳児クラスで9人の園児に対し常勤1人、パート2人だったことから「常勤の保育士が3人必要だと定める国の基準を満たしていない」と改善を求めました。

監査の結果を踏まえ、北谷町はこの認可園に交付する予定だったおよそ720万円の補助金について、今月21日に取り消すことを決定しました。

▽北谷町・渡久地政志町長
「資格を持っていない支援員が配置されていた状況です保育士が配置されていないことを確認していますので、これは私たちの要綱に当てはまらない部分であり、今年度に関しては取り消しになります」

渡久地町長は前年度の配置状況も詳しく調査し、すでに交付した補助金の返還を園に求めるかどうか検討するとしています。

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