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怒号が飛び交う中で児童虐待の”強制立ち入り” 児相と警察が手順を確認 

児童虐待が疑われる家庭に児童相談所と警察が強制的に立ち入り子どもを保護する訓練が行われました。

▽訪問する児童相談所職員
「玄関を開けなければこちらで強制的にドアを開けることになります」
▽母親役
「なになに?帰ってください!警察呼びますよ!」

児童虐待が疑われる家庭で保護者が児童相談所による家庭訪問や出頭要求に応じない場合、家庭裁判所の許可を得て強制的に子どもを捜索し保護する「臨検」が行われます。

29日に沖縄・うるま市で行われた訓練では、安全が確認できていない子どもがいる家庭に強制の立入調査をしますが、母親とその交際相手の激しい抵抗を受けるという想定で行われました。

▽児童相談所職員
「お子さんはどちらですか?」
▽母親役「見てわかるだろ!」
▽交際相手約「誘拐だよ誘拐!何やってんだよ!」

訓練では児童相談所の職員と警察が、冷静かつ速やかに子どもを保護する流れを確認しました。

▽県コザ児童相談所・大城順次所長
「今後とも連携して子どもの安心安全をきちんと迅速かつ適切に確保できるように訓練を継続していけたらと」

沖縄県によりますと昨年度に県内で確認された児童虐待の数は速報値で2509件と前年度のおよそ1.5倍となり、過去最も多くなりました。

児童相談所は虐待が疑われるようなことを見聞きした際には情報を寄せるよう呼びかけています。

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