住宅地隣接の格納庫建設反対　嘉手納基地前で抗議集会　沖縄

住宅地に近い嘉手納基地の敷地にアメリカ軍が新たな格納庫の建設を計画している問題で基地周辺の住民などが２日、計画の撤回を求め抗議集会を開きました。

アメリカ軍は住宅地に近い旧駐機場のエリアに航空機の錆を防ぐ塗装を施す格納庫を新たに建設する予定です。

このエリアではこれまでも騒音や悪臭に近隣住民が悩まされていることからきのうは嘉手納爆音訴訟の原告団など基地周辺に住むおよそ１００人が抗議の声を上げました。

▽嘉手納爆音訴訟団　新川秀清代表
「近隣の住民地域にエンジン音と同時に悪臭がどんどん基地の中から地域に流されてきている。それの繰り返しですよね。そこにもってきて格納庫を作られる事によって、それがさらに悪化していくという事が目に見えている」

この問題を巡っては嘉手納町や町議会、県議会が計画の撤回を日米両政府に求めていて集会の参加者は今後、町民大会の開催へ繋げたいとしています。