那覇市の陸上自衛隊第１５旅団を増強へ

政府が南西諸島の防衛体制の強化に向け、那覇市に司令部を置く陸上自衛隊の部隊の増強を検討していることがわかりました。

那覇市に司令部を置く陸上自衛隊第１５旅団について政府が「歩兵」にあたる普通科連隊を１つから２つに増やすなど部隊の増強を検討していることがわかりました。

政府関係者は「台湾有事の際に離島から住民を避難させる国民保護の観点からも重要だ」と説明しています。

また、４日まで沖縄を訪れていた松野官房長官は陸上自衛隊の増強について次のように説明しています。

松野官房長
「年末の新たな国家安全保障戦略の策定に向けて検討を加速する中で、南西地域の防衛体制の強化についてもしっかりと取り組んでいく考えであります。」

松野官房長官は政府として進めている南西諸島の防衛体制について今後も強化していく考えを強調しました。