おでん東大女性店主殺害で３０代の娘夫婦逮捕

那覇市の繁華街で７０年に渡って店を構えていた老舗「おでん東大」。店主の長濱美也子さんが亡くなったことで今年９月に閉店し惜しむ声が上がっていましたが、警察は６日、美也子さんを殺害した疑いで３０代の娘夫婦を逮捕しました。

６日午後、那覇警察署で行われた会見。

幸喜一史刑事部長
「おでん屋東大の経営者・長濱美也子さんのご遺体が発見され本件を殺人事件と断定し本日被疑者男女２人を逮捕するとともに刑事部長を長とする特別捜査本部を設置しました。」

殺人容疑で逮捕されたのは宜野湾市真志喜の無職許田美香（３４）容疑者と夫の盛哉（３４）容疑者です。

２人は今年８月９日、那覇市安里にある「おでん東大」の店主で美香容疑者の母親である長濱美也子さん（５８）の首をひものようなもので締め付けるなどして殺害した疑いが持たれています。

長濱さんは店の２階にある倉庫で死亡しているのが見つかり、警察は現場の状況に不審な点が多く、事件性が高いとみて捜査していました。

延総史記者
「現在９時半を回りました容疑者が捜査員に連れられて出てきました。」

警察は６日午前、宜野湾市真志喜にある許田美香容疑者と夫の盛哉容疑者の自宅などを捜索し、母親の美也子さんの自殺を偽装し殺害した疑いが強まったとして逮捕しました。

警察は２人の認否について「共犯事案なので控える」として明らかにしていません。