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辺野古のサンゴ  農林水産省が県の移植不許可を取り消し 

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普天間基地の名護市辺野古への移設計画を巡り、大浦湾側のサンゴの移植申請を県が不許可としたことについて、農林水産省は県の処分は違法だとして取り消す裁決を行いました。

辺野古沖の埋め立て予定地のサンゴの移植について沖縄防衛局は、軟弱地盤が見つかった大浦湾側に生息する大型サンゴや小型サンゴ8万4000群体の移植を許可するよう今年7月に県に申請していました。

県は、軟弱地盤の設計変更は承認されておらず、工事を進めることも不可能なため移植の必要性が認められないとして許可しませんでしたが、これを不服とした沖縄防衛局は農林水産大臣に対し不許可の取り消しを求めて審査請求していました。

農林水産省は軟弱地盤の埋立工事の計画は無くなっておらず、サンゴの移植の必要性も認められるとして今月16日、県の不許可処分を取り消す裁決を行いました。

玉城知事は「県が主張してきた内容がどのように判断されたのか裁決書の内容を精査し今後の対応方針を検討していきたい」としています。

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