公開日

業者なら罰金1億円も イボイモリ国内持ち出し寸前で韓国人2人逮捕

絶滅の恐れがあり、捕獲や取引が禁じられている県の天然記念物イボイモリを国外に持ち出そうとしたとして韓国人の男2人が逮捕されました。

警察や沖縄地区税関によりますと10日、那覇空港国際線ターミナルの手荷物検査場で韓国人の男2人のバッグの中からイボイモリ6匹を税関職員が発見し、警察は2人を関税法違反の疑いで逮捕しました。

本島北部に生息する県の天然記念物で絶滅が危惧されるイボイモリは種の保存法で国内希少野生動植物に指定され、捕獲や取引、輸出入が禁止されています。

希少な動植物を守るため種の保存法は2013年に罰則が大幅に強化されていて、違反した場合は5年以下の懲役または500万円以下の罰金、業者の場合だと罰金は1億円以下とさらに厳しいものになります。

逮捕された男のうち1人は韓国でペット関連の仕事をしていて、調べに対し「本島北部で採取した。持ち出しが禁止されているとは知らなかった」と供述しているということです。

警察は種の保存法違反の疑いも視野に捜査を進めています。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい