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IT×福祉 サンゴ保全で障碍者雇用創出へ

IT技術を活用してサンゴを養殖する事業を障がい者の雇用創出につなげる取り組みが那覇市で進められています。

障がい者の就労支援事業を展開するサンクスラボではサンゴの養殖にIT技術を活用していて水槽内の温度や塩分濃度光の当たり具合などを数値化して管理しています。

▽thankslab 村上タクオ社長
「私自身が海が好きでダイビングやシュノーケリングをしているなかで日々、白化していくサンゴを目の当たりにしてきたことも起因している」

データを基に水槽を管理するのはサンクスラボで就労支援を受ける利用者でサンゴのオーナーとなった企業と利用者は雇用契約を結ぶ事ができます。

利用者は県の内外を問わずリモートワークで雇用の機会を得られ企業は法律で定められた障害者の雇用率を満たせる仕組みです。

▽thankslab村上タクオ社長
「単に助けてあげるために仕事を作っていくよりも得意な事とそれを引き出せる環境を作っていくことで必要とされる成果に変えていけることができるだろう。それが自然とビジネスに繋がっていくことではないか」

初期の養殖を終えたサンゴは国頭村の協力を得て植え付け作業を行っていてサンクスラボでは連携できる自治体を増やしていきたいとしています。

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