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”危険な崖”登りに”ウサギの島” 2023正月各地の表情

ー1月1日AM5:30ー

元日のまだ夜も明けきらぬ中ヘルメットや登山靴など重装備で集まった人々。

八重瀬町具志頭の「ハンターバン」と呼ばれる森の中にあるグスク(城跡)の頂上から初日の出を拝もうと企画されたトレッキングツアーの参加者たちです。

「ハンターバン」とは沖縄の言葉で「危険な崖」という意味。

参加者たちは急こう配の山道を、岩や樹木に手をかけながら登っていきます。

目指す頂上は久高島や斎場御嶽、さらには首里城も臨む事ができるという絶景の地。

日の出前、暗い山道の険しい斜面をよじ登ると。

厚い雲に覆われていましたが隙間から初日の出の鮮やかな光が差し込みました。

▽参加者
「めっちゃよかったよね、めっちゃよかった、私はすごく満足しました」
「山・・・しかも崖!険しい道登ってみんなで(初日の出を)見てとても綺麗だったと思います。いつもより」
「きょうみたいな急なチャレンジ・・・どんなことにもチャレンジしていけるような一年にしていきたいです」

今年の干支はウサギ。沖縄こどもの国では真っ白な毛に覆われた「フク」くんにタスキが繋がれました。

ピョンピョンと跳ねる姿は「飛躍」に通じ、大きな耳は福を集めることから縁起が良いとされているウサギ。

沖縄にウサギの島と呼ばれる無人島があるのを御存じでしょうか。

石垣島と西表島の間に位置する嘉弥真島では約500匹の野ウサギがのどかに暮らしています。

卯年の初めに縁起の良いウサギにあやかろうと元日に観光ツアーが企画されました。

▽ウサギと触れ合う女の子
「おーい。おーい」「楽しかった」
Qウサギさん大好き?「うん」

80年ほど前に小浜島の住民が6匹のウサギを島に放ったことに端を発していて、繁殖力の強さでどんどんその数を増やしたことから「子宝・安産の島」と呼ぶ人もいるそうです。

▽参加者
「幸せです。ウサギ大好きなので」

2日、那覇市の波上宮では多くの人が初詣に訪れ、それぞれの思いを胸に手を合わせていました。

Qどんなことを祈願しましたか
子ども「今年1年幸せになれますように」
母親「家族みんなが健康でいられますように」
父親「今年も健康でいたいなと思います」

▽絵馬を書く中学生
「今年受験生なので高校受験受かるように祈願しました。去年は中学3年生なので勉強に追われていました。中学校生活で頑張ってきたことを高校でも活かしていきたいと思います」

▽おみくじを開ける夫婦
「(健康)信心せよって書いてあります。去年健康で1年過ごすことができました。今年はお互い健康で頑張ろうということで」

▽きょうだい
「大吉!」
Q去年はどんな1年でしたか?「難しいことがいっぱいあった」
Q今年はどんな一年にしたいですか?「楽しく過ごせる1年」
「去年は社会人になって2年目になったんですけど今年はもっともっとチャレンジ色々できたらいいなと思っています」

ウサギように高く飛び飛躍することができるように。
新たな年がスタートしました。

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