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製造コスト増で印刷業界も悲鳴
印刷業界では原材料費の高騰などを受けて経営状況が悪化しているとして、関連企業で構成する団体が価格転嫁に理解を求めました。
県庁で会見したのは印刷関連企業112社でつくる県印刷産業協議会です。
協議会によりますと、コロナ禍で生じた企業のデジタル化や経済活動の停滞などによって、印刷物の需要は2割から3割減少し各社の収益が悪化しています。
こうした中、印刷用紙とインクの仕入れ値がこの2年で30%から40%上昇したほか、製造にかかる電気代なども上がっていて「企業努力の限界を超えている」と窮状を訴えました。
▽県印刷産業協議会・平山達也会長
「単に値上げするというところではなく、相談しながら価格転嫁を模索していきたいと思いますので是非ご理解をお願いしたい」
平山会長は、印刷関連企業で働く従業員の雇用を守るためと価格転嫁に理解を求めました。
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